◆子どもたちの学びの環境を改善して充実した教育を提供する◆
みなさまはどんな仕事に従事している時にやりがいを感じますか? 「どんな仕事からでも学べることがある」という姿勢で仕事に取り組みたいと考えておりますが,やはり楽しい仕事もあれば退屈な仕事もあり,仕事の選り好みはできないものの,興味があったりやりがいのある仕事であると夢中で取り組むことができました.
それは「自身の知識や経験が活かせる仕事」であったり,「想像力を求められる仕事」や「改善や工夫が成果に直結する仕事」であったりしますが,これまでに研修を企画したり,地域振興やIT活用のリサーチ&コンサルティングをする業務は,非常に興味深く面白い仕事であったと感じています.
●教育環境の整備と教育機会の充実は自治体が積極的に図るべき●
前置きが長くなりましたが,地域行政の仕事は地域で起きている問題やニーズに対して現状分析を実施することで課題を特定し,改善策を検討・提示することで,より良い地域の暮らしや行政サービスを実現することがミッションであると思っています.
<POLICY> のページでも詳しく記載させていただいておりますが,その中でも私が長期的な視点で取り組みたいと思っているのが子育て&教育環境の改善・充実です.もち
ろん「教育は国家百年の計」とも例えられるように,義務教育の在り方や教育制度,学習指導要領などは国レベルで議論すべき内容であると思いますが,子育て や教育環境の整備は,地域行政レベルで実施できることも少なくないと考えています.
ICT環境(パソコン教室)の整備や図書室の充実など のハードの面だけでなく,交流都市や姉妹都市の提携による互いの交流や研修などソフト面の充実など,いろんなアプローチが考えられます.また成功事例だけ でなく失敗事例を学ぶことで,効率的かつ安価に推進することが重要です.
学ぶ姿勢がなによりも大切ですなのは大人も変わりません.実際に政策やビジョンを語っても,言葉だけではなかなかわかり辛いこともありますので,どんな事例があるのかを紹介して,みなさまにもイメージを共有させていただければと思います.
「新たな学校施設づくりのアイディア集~充実した教育活動と豊かな学校生活のために~」
「学校施設における再生可能エネルギー活用事例集~太陽熱利用設備~」
左は少し古い資料にはなりますが,文部科学省が取りまとめたアイディア集です.「6.図書室を中心とした学習環境づくり」や「7.ICT環境を整備し十分に活用する」など非常に素晴らしい事例であると思います.
これらが知多市の学校で実現できるか?
と問われれば,予算次第という回答になると思います.確かに知多市単独の予算で施設整備をすることは難しいでしょう.しかし,国には補助金や交付金という制度があります.これを活用するためには,自主的に省庁に働きかけねばなりません.良くしたい・改善したいという思いだけでなく,アイディアを政策レベルに落とし込んだり,その政策を企画として進めるための予算や稼働の確保等が物事を前に進めるためには必要です.
やる気のある優秀な市の職員や先生と一緒になって,是非知多市の子育て&教育環境を充実させるとともに,勉強だけでなくスポーツや芸術など学ぶ機会をもっと増やしていきたいと考えています.子どもに充実した学びの環境と機会を提供するために,是非地域行政に携わっていきたいと考えております.
<参考資料>
「公立学校施設の空調(冷房)設備設置状況調査の結果について」
「地域の元気臨時交付金 活用事例~広島県三次市~」