◆小学校卒業式祝辞 中学校に進学するすべての皆さまへのエール◆
約20年ぶりに母校の小学校の卒業式に来賓として出席し、代表して祝辞を述べさせていただきました。小学校を卒業し、中学校に進学されるすべての皆さまに贈ります!
本日はつつじが丘小学校卒業式にお招きいただき、ありがとうございます。ただいま紹介いただきました川脇です。代表してわたくしよりお祝いの言葉を述べさせていただきます。
6年生の皆さん、卒業おめでとうございます。
この素晴らしき日に、皆さんの門出をお祝い出来ることを、本当に嬉しく思います。
●小学校で育んだ友情と仲間を大切に●
20年ちょっと前、私もつつじが丘小学校を卒業して、八幡中学校に進学しましたが、中学生活はいま振り返ってみても本当に楽しい3年間でした。ここにいる仲間に加えて、他の小学校の卒業生が加わり、新たな出会いと発見と賑わいのある中学生活がきっと待っています。学校行事や部活など、何事も積極的に取り組んでいきましょう。
そして、別の中学校に進学される皆さん、学校は別々になりますが、小学校の友だちは一生の宝です。私にも名古屋の中学校に進学した同級生がいますが、いまでも仲の良い友人として続いています。6年間を共に過ごした友だちも大切に、中学校で良い環境と出会いに恵まれることを願っています。
本日は祝辞という大変貴重な機会をいただきましたので、皆さんのこれからの日々が輝かしいものになることを願って、3つのエールを贈ります。
●「可能性と努力」努力をせずに夢や目標を叶えた人はいない●
1つ目にお伝えしたいことは「可能性と努力」についてです。皆さんには大きな可能性があります。若さとは可能性であり、これからの頑張り次第で何事も実現できる未来があります。だから、どうせ無理とか、叶うはずはないと否定的な気持ちになることなく、描いている夢や達成したい目標に向かって頑張ってください。部活動で県大会に出場することや、コンクールでの入賞など、身近な目標を立てることも良いかもしれません。努力したからといって、夢が叶うなどと甘いことは言えませんが、それでも、努力をせずに夢や目標を達成した人はいませんし、夢を叶えた人はひとり残らず努力を重ねた人であると私は思っています。
●「勉強の必要性と大切さ」勉強が出来て成績が良いことは将来の選択肢の拡大に繋がる●
2つ目にお伝えしたいことは「勉強の必要性と大切さ」についてです。勉強はあまり楽しいものではありませんし、勉強が苦手であったり、嫌いな人もいるかもしれません。それでも頑張って勉強しましょう。何故学ぶのか? 勉強をするとどんな良いことがあるのか? それは勉強した先に必ず見つかります。そして、自身の将来の選択肢を増やすことに繋がります。先ほど夢の話をしましたが、ほとんどの皆さんは、夢や目標はこれから見つけていくことになります。なりたいものを目指す時に、勉強が出来たり、学校で良い成績を取っていることで、選択の幅が広がります。教養は将来絶対に役に立ちますし、私はどうしてもっと勉強しておかなかったのだろうと今でも思いますので、皆さんは是非勉強に励んで貰いたいと思います。
●「自分を大切にすること」自暴自棄になることは自身を損なうことである●
3つ目にお伝えしたいことは「自分を大切にすること」についてです。これから迎える中学生活は、楽しいことがいっぱいですが、同時にたくさんの悩みに直面する日々でもあります。時に辛いことや、苦しいこと、許せないこともあるかもしれません。それでも、どんなに厳しく辛いことがあったとしても、自暴自棄になったり、悪いことや人に迷惑をかけることはしてはいけません。家族が悲しむだけでなく、将来きっと自分自身が後悔してしまいます。このことを忘れないでください。
●教職員・先生方への御礼と敬意●
そして、ご家族・保護者の皆さま、お子様のご卒業本当におめでとうございます。目の前の笑顔に溢れるご子息の姿を目にして、皆さまが本当に大切にお子様を育てられて来たことが伝わってきます。これから思春期という難しい年頃を迎えられ、様々なご苦労もあるかと存じますが、引き続き心に思いやりと余裕を持ち、お子様に接していただければと思います。
最後になりましたが、校長先生をはじめ教職員の皆さま、一人一人の児童に熱意をもって指導していただき、ありがとうございます。子ども達への温かな思いが、今日のこの晴れやかな卒業式に集約されていると思います。そして、ご退任を迎えられる▲▲校長先生、これまでの先生の授業や教育が、教え子たちの人生の糧になっていることと思います。永年にわたるご功績に、心から敬意と感謝を申し上げます。
以上、卒業生・在校生をはじめ、すべての皆さまのご健勝とご多幸を心より記念し、私のご挨拶とさせていただきます。本日は誠におめでとうございました。