◆これからの築地市場と豊洲市場の話をしよう | 築地市場の豊洲移転に関する報道のあり方について | マスコミの無責任報道体質と炎上報道の是非 | 築地移転問題の論点◆
2016年8月31日に小池百合子都知事が秋に予定されていた市場の移転を延期すると発表してから、世間を騒がせている築地市場の豊洲への移転問題。連日のマスコミ報道があまりにも酷いと感じたのと、周囲での認識に危機感を覚えたので(大半の方は興味がまるでなく報道にうんざりしている。それ以外の方は豊洲市場は危ないと不安を感じている)、少しだけ綴りたいと思います。なお、事実(ファクト)はリサーチすれば(少しでも調べる意欲があれば)、すぐに確認できる情報ですので、問題や経緯を今更細かく指摘するのではなくて、今回の騒動に関する個人的な見解を述べたいと思います。
●築地市場の豊洲移転の問題は? 事実をデータを冷静に見る●
まず、現在の築地市場の豊洲への移転で何が問題になっているかを簡潔に表現します。
「5,800億円とも言われる資金(税金)を投じて完成させた豊洲市場が、無責任な人間の馬鹿騒ぎによって、移転が暗礁に乗り上げる危機と価値の棄損に直面している」
私は5,800億円もかけて築地市場を移転(豊洲市場を建設)する必要があったのか? については完全に否定的です。それは後ほど述べることにいたしまして、ことの経緯を振り返ってみましょう。
→2016年8月31日:小池百合子知事による緊急記者会見
11月7日に予定されていた都中央卸売市場築地市場(中央区)の豊洲市場(江東区)への移転開業を延期すると正式に発表しました。延期の理由は以下の3点。いわゆる三つの疑問です。「安全性への懸念」「巨額で不透明な事業予算」「情報公開の不足」
ここから始まった日本のTVや新聞を中心とする大手マスコミの報道は、はっきり言って腐っていたと思います。小池知事の責任と権限による決定に、都民でもない一国民がとやかく言うつもりはありませんが、本当にテレビ報道は酷かった。テレビが最強のマスメディアであり、いまだに絶対的な影響力を持つことを考慮すれば、日本のジャーナリズムのその機能は、致命的な欠陥を抱えていると危惧せずにはいられません。
話を市場の話に戻しましょう。私みたいな専門家でもなければ、大して学のない人間でも、小池都知事が指摘した3つの疑問のうち、「巨額で不透明な事業予算」「情報公開の不足」の2つは移転延期の理由にならないことはわかります。この2つが問題ではないと言っているのではありません。まったくもって酷い問題であり、色々腐っているのだろうと思います。ただ、豊洲市場は既に(ほぼ)完成済であり、開業日が決まっていたことを認識しておかなければなりません。
もし築地市場から豊洲市場の移転が計画や開発途中段階であったならば、事業予算や事業内容を精査し、移転の撤回や、開発の見直し、改善などの対策を打つことは、選択としてありえます。しかし豊洲市場は完成し、移転が決まり、開業間近であった。
だから「巨額で不透明な事業予算」と「情報公開の不足」を今後、徹底的に検証して次に活かしてくことが重要であることに異論はありませんし、是非とも実施していただきたいと思いますが、移転を延期する正当な理由にはなりません。移転を延期することで、同日の毎日新聞の報道によれば、「豊洲維持費1日700万円
五輪にも影響」とのことです。東京五輪への影響は外部要因ですし、論点が不明確になるので置いておきまして、700万円×延期日数を税金で負担することになります。納税者の立場から考えると理解に苦しみます。
●豊洲市場の安全性は立証された。地下水は水道水の水準●
次に「安全性への懸念」についてです。豊洲市場にもし安全上や衛生上の瑕疵や欠陥があれば、移転を中止や延期するのもやむをえないでしょう。しかしながら、9月26日現在、豊洲市場の安全や衛生に関する問題で、科学的に証明された欠陥はありません。
小池都知事は以下のように述べられています。
「地下水モニタリング第9回が11月18日、最後の採水が予定され、1月に結果が公表されます。法律上の問題はないという話もありますが、こと生鮮食料品、水産物です。私は環境相の経験からも、食の安全は生活者の感覚を大切にしたいと考えています。2年間のモニタリング結果を見届けるのは安全性の確認、説得力から譲ることはできません。」
なるほど、結果を見届ける(正確な情報を把握する)ことは大切ですね。
ここで事実(ファクト)を振り返ってみましょう。安全性の確認のための地下水のモニタリングは、2014年11月に開始され、これまでの7回のモニタリング結果は、いずれも環境基準値以下を示しています。このわかりにくい基準値以下という言葉を巡って悪意のある報道や、無責任な馬鹿騒ぎがこの後繰り広げられることになりますが、9月25日に結論が出ました。豊洲市場の外部有識者専門家会議の座長を務める平田健正(放送大和歌山学習センター所長)によると、
「結論から言うと地下水である。(たまり水については)地下水環境基準に適合していた。水道水レベル。飲んでも大丈夫」(`・ω・´)キリッ
とのことです。誰も進んで飲む気にはならないと思いますが(トイレの水と同様に考えればわかりやすいかと)、安全面と衛生面になんら問題ないことが判明しました。
これで「安全性への懸念」は晴れて払拭しました! 盛り土の有無や地下空間については、意思決定のプロセスや責任の所在の問題ですので、今後は小池都知事の判断を待つことになりますが、科学的かつ客観的な情報に基づいて、事が進むことを切に願います。ここまでが綺麗な話です。ここから報道と無責任な方々について個人的な見解を述べたいと思います。
※ご意見や批判はTwitterメッセージへどうぞ。
●マスコミは豊洲市場の曖昧な危険性と不安を煽って何がしたいのか?●
小池百合子氏は都知事という責任と権限に基づいて延期を決定されたのですから、先に述べた通り延期判断には疑問を感じるものの、職責を全うされたことに意を唱えるつもりはございません(判断能力を問われるでしょうし)。がしかし、報道の在り方と報道のモラル、及び風評被害を拡大させた方々の責任については、これからしっかりと問うべきではないでしょうか?
共産党東京都議団のメンバーが豊洲市場の視察を行い、9月12日に水産卸売場棟の建物下が盛土されず地下空間となっている上、そこに水が1~2センチほどたまっていたとの会見を開きました。議会は行政のチェック機関ですし、問題点を指摘することは健全な民主主義の形ですので、機能していることは喜ばしいことでしょう。しかし、ここからマスコミが暴走しました。「なぜ盛り土が実施されていないのか?」「地下空間って何?」「貯まっている水は雨水か地下水か?」最初に見たときは何を騒いでいるのだろう? と思いましたが、ここからまるで社会的な大事件のような馬鹿げた報道へとヒートアップしていきます。
社会常識というか当たり前の話ですが、建物は発注(契約)に基づいて建築が開始(履行)されます。発注書にはもれなく仕様書がついてきます。つまり、豊洲市場の地下空間は東京都の造れという指示に沿って生まれたのです。だから、意思決定プロセスを検証したり、水が貯まっているけれどもきちんと職員は検収したのか? そもそも水が貯まるのは建物の瑕疵ではないのか? という点を指摘するならわかりますが、目の前にある地下空間の存在について大騒ぎすることはまるで無意味です。仕様書の情報公開を請求すれば良い。にも関わらず、盛り土、盛り土叫んでいましたね。土は入れ替えているから汚染はないはずなのですが、不安を煽るように。
そして、9月14日の都議会共産党のリトマス試験紙が強アルカリ性を示したことの発表や、ベンゼンという有害物質の可能性についての言及です。中学生までの理科の知識があれば、水がアルカリ性だからと言ってイコール有害ではないことがわかります。キリンの「アルカリイオンの水」だって、pH8程度のアルカリ性の水です(弱アルカリ性)。また、有害かもしれない強アルカリであれば、素手で触れるのは避けるべきですし、正確な水質検査を実施するのであれば、水質検査キットで採取すべきでしょう。我らがAmazonで1000円少々で売っています。それを元々何が入っていたかわからない瓶に採取して検査すること自体が恥ずかしい行為だと思いますし、大気中の揮発性ベンゼンを心配するのであれば、マスクやゴーグルを着用すべきでしょう。義務教育の知識すら持ち合わせていない方でも議員になれるのが選挙です。
私は人々の弱みに付け込んだり、不安を煽ることは最低な行為であると考えますので、理解に苦しみ軽蔑しますが、日本国憲法第21条で表現の自由は認められておりますし、共産党の方々が何をしようと彼らの自由です。社会主義的変革を党是とし、幹部が防衛費を人殺しのための予算と発言する党ですので、驚きもありません。
ただし、放送免許を半独占し、放送利権を手にしている放送局(TV局)が、事実や客観的なデータに基づかない情報を積極的に発信することは控えるべきですし、誤った情報を発信したのであれば、誤った情報を報道した時間分、訂正に務めるべきであると考えます。つまり、共産党議員や何の専門かもわからない専門家、火にガソリンを注ぐことしか能のないコメンテーター等が、国民の貴重な資源である電波を使って、毎日毎日、豊洲市場の信用と価値を毀損し、風評とも言える被害を拡大させる放送をすることが、果たしてまともな報道と言えるでしょうか?
新聞社もテレビ局も営利企業ですので、絶対的な公平性を求めるつもりはありませんが、無知で無教養な人間の税金の無駄遣いを拡大させ人々の不安を煽る行為に加担するようなことは、決して許されるべきではないと思うのです。繰り返しますが、誤報は避けるべく努力すべきであると考えますし、誤報をした際にはお詫びと訂正をすべきではないでしょうか? 2週間以上に渡ってあれだけの危険性と不安を煽ったのですから、同等の時間を間違いの訂正放送に費やすくらいの誠意を見せていただきたいものです。そもそも日本は放送局が限定され過ぎているので(チャンネルが少な過ぎる)、電波オークションを実施して既得権益を開放すべきだと思います。
●築地市場の危険性を指摘せずに豊洲市場が問題だと騒ぐ愚●
そもそも論として、築地市場がいかに不衛生で建物の危険がいっぱいであるかは、一度でも築地市場に訪れたことがある人であれば感じるところではあると思いますし、なぜ築地市場から移転しなければならないか(築地市場を継続や建て替えできない理由)は、東京都が公開している資料や、山本一郎氏をはじめ複数の方が指摘されています(→築地市場は早々に移転するべき)。
文章を読むのが苦手な方は↓の図をご覧ください。時事図解様の資料を引用しリンクさせていただいております(図をクリックで図解氏様サイトへ)。シンプルかつわかりやすいポンチ絵を描ける方を尊敬します。
上の図の通り築地市場は衛生面に大きな欠陥を抱えており、かつ元石原都知事を肯定するつもりはありませんが、「あそこ(築地市場)は大量のアスベストが使われており、もっと現代的な機能的な清潔で危険でない施設に変えるべきだ。」や「あんな清潔とは言えない危険な上にアスベストの屋根がたくさんあるところ(築地市場)で存続するより、はるかに清潔で機能的なものを造るほうが文化的な措置だと思う。」というごもっともな意見もおっしゃられていて、築地市場が駄目な点は枚挙にいとまがございません。それをリトマス試験紙がアルカリ性を示したなどという理由で騒いでいる方々の指摘を真に受けて、盛り土や地下空間のあるなしで豊洲市場を否定するなんて、この国のメディアと議員はどうなっているのでしょうか?
また築地市場の中の方の赤裸々な報告↓もございます。
今朝の豪雨時の築地市場仲卸売り場の様子。ちなみに雨漏り(雨降り?w)してたのはここだけじゃねぇよ。早く移転したい。 pic.twitter.com/VnVinHvVOr
— 生田よしかつ (@ikutayoshikatsu) 2016年8月20日
●卸売市場に莫大な税金を投じることの是非●
なぜ築地市場の移転先として豊洲を選んだのか? 条件設定に問題があり、はっきり言って悪手でしょう。東京ガス跡地の土壌汚染がわかっていながら、莫大な経費を投じて土壌改良して、あのような立派な構造物を建てる必要性がまったくもって理解できません。市場移転プロジェクト自体が税金の無駄遣いとも言えなくはないでしょうか? そして、身も蓋もない意見を述べさせていただくなら、個人的には大きな卸売市場の存在価値に疑問を感じるのです。
日本の漁業者の酷い環境について語ると長くなるので省きますが、この築地市場移転問題は、誰を優先するんだ問題に行き着くと思っています。消費者を守りたいのか? それとも卸売業者を守りたいのか? 漁師を守りたいのか? 原点に戻って考えないとならない問題ではないでしょうか? 一般消費者はそもそも築地市場(卸売市場)で買い物をする機会はありません。国民の0.0X%が場外市場で飲食するくらいでしょう。
そうすると流通の問題になります。卸売市場を介して魚介類が流通するからその拠点となる豊洲市場は安全で安心できる施設でなければならないと言うかもしれません。ごもっともな意見のように感じられますが、あんな小さな店が乱立していて、被った商品を販売している店がいくつもあって、非効率な需給の場が日本の魚介類の流通の要となりえるのでしょうか? 小池都知事が都民ファーストとおっしゃいますが、市場の移転自体が何を目的に誰のために実施されるのかがよくわかりません。
日本の漁業や漁師を守りたいのであれば、全国の漁協に豊洲市場に出店する権利を譲渡するなり、貸与することを私は提案しますし、生産と流通と販売のサプライチェーンを合理化するのであれば、市場の出店権利をオークションするなり公募すれば良いでしょう。角上魚類株式会社などの民間企業の進出も望めますし、運営費の足しになると思います。
そしてこの高度にITが発展し、世界でも最先端の物流網が発展した日本において、卸売市場の存在価値が薄れているように思います。CSN地方創生ネットワーク株式会社など、先進的な事例を出すまでもなく、ネットショッピングで鮮度の良い魚介類を購入することも可能ですし、繰り返しになりますが、日本の漁業と漁師を救うのであれば、漁協の支援や民間企業の参入を積極的に促すべきではないでしょうか? 豊洲の移転に投じた5,800億円があったら、漁業流通の革命を起こせたかもしれません。言うは易しですけれどもm(_ _)m
●巨額で不透明な事業予算を精査し既得権益にメスを入れることを期待●
これまで申し上げた通り、築地市場の豊洲への移転を延期したのは合理性に欠ける愚策であると考えますが(結果、マスコミの馬鹿さ加減と、無責任な人間が炙り出されたが、彼らは罪の意識もなければ罰を受けることもないだろうと思うとうんざりする)、豊洲新市場整備に莫大な税金が投じられて、果たしてこれが妥当な金額であるのか? という問題を明るみにしたのは数少ない本件の功績だと思います。
さて、豊洲市場の事業費については、様々なところで検証がされておりますので、要点だけ簡潔に記します。
「総事業予定費:5,884億円」
・建設費:990億円→2,752億円
・用地取得費:1,859億円
・土壌汚染対策費:586億円→849億円
・その他関連工事費:424億円
不動産やゼネコン関係のお仕事をされている方以外は、この金額の値頃感について判断しかねると思いますので、他のプロジェクトの比較も交えながら定量的に分析してみましょう。まず目につくのが建設費です。2,700億円ですって。日本を代表する建築の価格は「あべのハルカス:約1,300億円」「東京スカイツリー:約650億円」「丸の内ビルディング(通称
丸ビル):約650億円」とされています(wikipedia他より)。
たかがと言ったら失礼かもしれませんが、卸売市場の建設費に2,700億円。丸ビルやスカイツリーみたいな商業ビルを建設して、1Fを綺麗な鮮魚売場にして、地下を卸売市場にでもした方が経済効果もずっと高くて名所になるでしょう.ちなみにショッピングモールなら、単価が平均「50万円/坪」程度ですので、同じ建物面積で4分の1以下の価格になります。イオンモールが手を挙げれば良かったのにw
次に用地取得費用の1,859億円。総面積37.3ヘクタールを1㎡あたり約50万円で購入しています。坪に換算した方がわかりやすいと思いますので、×約3.3にて「165万円/坪」です。2011年の豊洲の地価が「265万円/坪」であることを考えれば、悪くない価格とも言えなくもありませんが、土壌汚染対策費として約850億円を積んでおりますので「220万円/坪」程度になります。汚染土地の不動産価格評価の相場は半値のケースがよく見られますので、汚い土地をこの価格で購入することの妥当性があるとはとても思えません。
長々と記しましたが、結論は「卸売市場に5,884億円もの金額を投じる根拠が脆弱」ということと、規模やスペックを精査してもっと安い価格で移設出来たのではないか? ということです。自分の財布だと物凄くケチであったり、少しでもお得に買い物をしたいと考える癖に、税金となると、どんぶり勘定でザル会計というのが、東京都に限らずこの国の行政及び公共工事の課題だと思います。金は稼ぐのは大変だけれども使う方は楽しいし、それが自分の懐が痛まない出費となると、少しでも安く済ませようという考えを持たない。まさにインセンティブとシステムの問題ですが、これを論じると長くなるので控えます。大学院に行って修士論文書きたいなぁ(>_<)。
そもそも、豊洲市場をオープンさせるのがそんなに嫌なら、卸売市場なんてやめて、カジノにしちゃえば良いですのにね。突然出てきた話でびっくりですが、愚策ではなく悪くないアイディアのような気もします。立地も良いし、冷蔵設備揃っているし、寿司ネタトランプを作成してポーカーやれば面白い.大トロのフォーカードとか,特上ずしのストレートフラッシュとか(笑)。日本のオリジナリティを出した市場屋台が並んだカジノなんて、外国の方が喜びそうではないですか?(`・ω・´)キリッ
●築地市場の移転問題まとめ●
豊洲市場移転プロジェクト自体の妥当性や合理性には諸々問題はありますが、ほぼ完成済で移転日まで決まっていたものを、科学的根拠のない安全性の不安で豊洲市場の価値そのものをめちゃくちゃにした罪と罰について、本記事をご覧になっていただいた方には考えて欲しくてこんなタイトルにしましたが、罪を犯した者が罰を受けない社会は、抑止力が働かず危険だと思っています。西尾維新が著作で「無知は罪だけれど、馬鹿は罪じゃないものね。馬鹿は罪じゃなくて、罰だもの」という素敵な科白を綴っています。
無知はある意味仕方がないと思います。その結果、残念な人生を歩むのが罪の咎なのでしょう。それは本人の自由です。しかし、罰を受けた馬鹿が権力を持ち、大声で風評をまき散らせているとするならば、社会にとっての正義やモラルはどこにあるのでしょう? 哲学的に綴ってドヤ顔をしつつ、最後に築地市場移転問題のTweetで興味深かったものを紹介して締めたいと思います。最後まで読んでいただいてありがとうござました(^O^)/
※馬鹿は西尾維新語録の科白の比喩引用で、特定の個人を侮辱するものではございません。
※時系列に古い日時からまとめてあります。
9月8日日経2面「実は豊洲よりも(築地の方が)高濃度」 築地移転問題に関してやっと冷静な情報が出始めてきた。食の安全を叫んで豊洲移転に異を唱える人たちは、今の築地がどれだけ不衛生で危険かを知るべきだ。さらに豊洲では地下水は一切利用しない。ゆえに水質調査は法的義務ではない。
— 橋下徹 (@t_ishin) 2016年9月8日
つまり、共産党は盛り土程度の話で数千億の都税をかけた豊洲新市場を解体したいと考えているのでしょうか。まあ、それに乗せられる小池百合子女史もポピュリズム的で相当無能ですが。 RT @MarosaJp @masaru_kaneko
— 山本一郎(やまもといちろう) (@kirik) 2016年9月11日
報道機関にとっは実際に問題があってもなくても、話題にさえなればニュースバリュー、つまりコンテンツの価値が上がるのでとにかく話を大きくする方向に煽るというのは商業活動としては正しい。私たち視聴者は、それを踏まえた上で内容を判断しなければならない。
— Flying Zebra (@f_zebra) 2016年9月13日
豊洲市場の盛土の件、きっかけは誰かの誤解や無理解による思い込み、それが人目に触れてメディアに煽られ、だれも問題の中身やその意味するところを理解しないまま騒ぎが大きくなり、色んな人が便乗して拳を振り上げるというこの構図には強い既視感を覚えて嫌な感じだ。
— Flying Zebra (@f_zebra) 2016年9月13日
豊洲移転の件は「良く分かってない議員が発見し、良く分かってない知事が激怒し、良く分かってないマスコミが騒ぎたてている」ような感じに見える。誰一人良く分かってない素人達の炎上祭り。早く鎮火しないと、「良く分からないけど誰か吊るしあげないといかん!」という展開になり無駄な犠牲が出る。
— 事務課リー (@zimkalee) 2016年9月14日
豊洲新市場問題は、施主とコンストラクターの間の行き違い納品問題であって、都民以外や、ましてや全国枠のニュースでやるような話と違うだろうと強く主張しているのですが、これだけは言える。共産党都議団、やっぱりバカである。共産党だから馬鹿なのか、共産党に入ると馬鹿になるのか。
— 福島の人(外道)ω (@fukushimanohito) 2016年9月14日
そうなんだよなぁ。。ところが、僕の周りの情報感度が高そうな人も豊洲問題を「小池vs旧体制」みたいな構図と勘違いしている人が結構多くて、その実、共産系がいつものように「何でも反対」路線である事ない事を煽ってるだけってことがあんまり認知されてないんだよなぁ。
— 木曽崇:「日本版カジノのすべて」発売中 (@takashikiso) 2016年9月15日
専門家会議の提言書をよく読むと建物下の地下空洞自体が土壌汚染対策の一つになり得る。地下空洞は欠陥ではなく対策の一つ。そして盛土よりも費用が抑えられ、もし異常事態が発生したときには建物を壊さずに地下から対応ができるという優秀な都庁組織が編み出したウルトラファインプレー対策の可能性大
— 橋下徹 (@t_ishin) 2016年9月15日
やっぱ、豊洲移転問題、原発事故と同じような方向でgdgdになっちゃっている。
— フリーフリッカー (@Fleaflicker80) 2016年9月16日
意思決定の問題点(都政のガバナンスの問題点)と安全性が確保されているかどうかは別問題なんだけど、報じる側が切り分けられず、しかも情報番組が単純化しちゃってミスリードしてやがる
豊洲市場は計画決定過程の不透明さや官製談合すら疑われる発注実態が問題の本線じゃないのかなあ。アルカリだのヒ素だのばかりを騒げば騒ぐほど、胸をなで下ろしている人間がいるはず
— 江戸西 (@edonowest) 2016年9月16日
共産党や放射脳の連中見てると、我が国最大の税金の無駄遣いを行ってるのは政治家や官僚ではなくクレーマーだと思わざるをえない。
— ハマのタンチョウ (@alchemist_113) 2016年9月16日
たとえば、豊洲の地下水からヒ素検出!とマスコミで報じられているが、そのヒ素の濃度はミネラルウォーターと変わらない。マスコミはそれをわかって報じるし、国民の8割以上は、その見出しで怖い!と思う。国民の教養もマスコミの良心もその程度で、それを前提に制度設計しないといけない。
— Kazuki Fujisawa (@kazu_fujisawa) 2016年9月17日
地下の水からヒ素が出たんですよ とか不安あおるように報道してるけどそこらの川の水にもヒ素はある
— たま (@tamayan7772) 2016年9月18日
六甲のおいしい水・・・0.004mg
ボルビック・・・0.009mg
豊洲市場地下・・・0.004mg
豊洲市場地下の含有量は六甲のおいしい水と一緒 騒ぐような事では全くない
豊洲の件だけど、
— 山下238 (@Yamashita238) 2016年9月18日
「人間は間違った理由で怒ると引っ込みがつかなくなる」という熱力学の法則があってな、
もし基準値以下でも今後対策ができても、
一 度 怒 っ た 奴 は 絶 対 に 矛 を 収 め ず 捏 造 し て で も 追 及 を や め な い か ら 。
豊洲の汚染だが、ヒ素が検出された、基準値の4割も、と共産党議員が言い、それにつられて地上波が大騒ぎをしていたが、基準値以下なら何割でも意味はない。それを問題にしたら水道の水も飲めない。基準値は普遍的なもの。福島の放射線量も基準値以下の作物が風評被害にあった。方向が違っている。
— 猪瀬直樹/inosenaoki (@inosenaoki) 2016年9月18日
テレビで例の「猛毒のヒ素が基準値の4割」とかいう会見が流されてたけど、こんな言い方するのは本当は問題ないと分かってる以外に考えようがないし、「愚かだから間違ってる」ではなく「愚かな民衆を騙せると思ってる」ですよね、あれ。
— PKA (@PKAnzug) 2016年9月18日
豊洲移転問題の政治ゲームで納税者は最悪5000億円ぐらいドブに捨てるけど、その5000億円は土建屋の儲けになっているから、ぜんぜん大丈夫。内需に回る。原発はマスコミの視聴率稼ぎのために毎年3兆円ぐらいの富が、産油国に丸々吸い込まれることになった。こっちはかなり悲惨。
— Kazuki Fujisawa (@kazu_fujisawa) 2016年9月19日
そもそも論として、わざわざ税金で、鮮魚の中間業者のために市場なんて作ってやる必要はないんだよね。イオンとか民間がやればいいし、料理屋は漁師とかと直接取引すればいいからね。豊洲がポシャっても、汚染対策した広大な施設を、イケヤとかコストコに二束三文で譲ってあげたらいいよ。
— Kazuki Fujisawa (@kazu_fujisawa) 2016年9月19日
小池百合子が開けたパンドラの箱から出てきたのは大量の「理科が出来ない大人たち」だったんじゃないかな。。
— Yuichi Hiki (@hiki_shirokuma) 2016年9月19日
豊洲移転問題でみんな高校の化学がわかってないとかディスってる人は、本当になんもわかってないな。高校の化学がわかってる国民なんてほとんどいねーよ。せいぜい2%とか3%のオーダーだよ。
— Kazuki Fujisawa (@kazu_fujisawa) 2016年9月19日
「高すぎる公共工事のコストの闇を暴く!」と宣言した小池知事が、既に過剰な安全対策を施してある豊洲について更に追加で調査や工事をしかねない現状を見ると、「ああ、公共工事のコストって、こうやって膨らんでいくねんな」としみじみ思う。
— mogu (@mogumogurakkyo) 2016年9月20日
だいたい行政がやっている有識者会議が、そんなに役に立つなら、民間企業が活用しているだろ。しかし、そんな会議をやっている企業は皆無だ。あれは、お役所が、ちゃんとやってますよアピールのために、有名人の名前借りて、税金払ってるだけの儀式なんよ。
— Kazuki Fujisawa (@kazu_fujisawa) 2016年9月20日
豊洲問題。ほんと無茶苦茶になってしまった。豊洲ではもともと地下水は飲まない。だから地下水対策は本来不要。今、シアンが検出されたと報道があるが、飲まなければ何の問題もない。このような大混乱は、行政の素人の専門家会議が市場に必要な安全基準をはるかに上回る現実無視の対策を提言したからだ
— 橋下徹 (@t_ishin) 2016年9月20日
「盛り土問題」からわかった事は食ではなく報道機関のジャパンクオリティは世界最低レベルであること
— とっち@みぽりんの足の裏を舐めたいわに (@totty2nd) 2016年9月21日
豊洲市場「盛り土」問題で食の「ジャパンクオリティー」が危ない https://t.co/RzjxcjUlNb @dot_asahi_pubから
豊洲の件で基準値以下の量の化学物質を根拠に言いがかりつけてくる日本共産党とか、近鉄の客とか見てるとつくづく、日本の活力を奪い余分な税金を使い経済を停滞させてるのは政治家でも官僚でもなくキチガイクレーマーなんじゃないかと思えてならない。
— ハマのタンチョウ (@alchemist_113) 2016年9月21日
(ヽ´ω`)
豊洲市場の地下水問題。実はあそこには最新鋭の排水装置が完備されており、単に稼働していないから水が溜まるだけで、運用が始まれば何の問題も無いとの事。水溜まりガー、ヒ素ガー、シアン化合物ガー、とかやってんのは共産党の完全な勇み足なんですと。まったく明けても暮れても下らない連中である。
— 荒川 (@gamblers_faracy) 2016年9月24日
所詮こんなもん。
— のらえもん (@Tokyo_of_Tokyo) 2016年9月24日
盛り土した上に建物を建てないのは当たり前だし、杭はそれより深い地盤に打っている。地下ピットは大規模建築なら当たり前にあるもので、もし、下に汚染物質があるのなら空間で遮蔽したほうが対策も取れる。
結局、土壌汚染の専門家()が出した結論が非現実的だったということ。
豊洲問題。これから豊洲の安全性がどんどん証明されてくるだろう。地下水管理システムが稼働する前に、すでに地下に溜まっている水が飲めるほどの水とは、凄すぎる。さあ、バカ騒ぎしたメディアがどう収めるか。都庁の意思決定の問題、説明不足の問題、環境アセスの手続きの問題にすり替えるだろうね。
— 橋下徹 (@t_ishin) 2016年9月25日
公共事業を止めるノウハウは国立競技場→豊洲の流れで確立したと言える。それっぽい肩書のアジテーターを使い、検証が追い付かない量の「根拠の薄い疑惑」を絶え間なく連発。朝昼の情報バラエティがそれを右から左に放送して不安を煽り、最後は「安全かもしれないが安心ではない。全て行政の説明不足」 https://t.co/LqDghv45OS
— 木曽崇:「日本版カジノのすべて」発売中 (@takashikiso) 2016年9月26日
豊洲市場で浮き彫りになったのは、政治家と業者が「安全」を錦の御旗にして、文字通りに穴を掘って埋めるという過剰な安全対策を合法的に施し、税金を貪り食った、ということである。市民がチェックしなければいけないことは、コストのほうで、安全性ではない。
— Kazuki Fujisawa (@kazu_fujisawa) 2016年9月27日
豊洲問題。今回、環境基準以上の汚染物質が出たという報道がありましたが、そもそも環境基準の値は「望ましい基準・努力目標・基準値は年間平均」という条件であり、1回基準値を上回ったからと言って人体に有毒な水というわけではありません。詳細はスライドを参照のこと。有識者の方ご指摘有ればぜひ pic.twitter.com/rs4aGxJeVt
— 高橋洋介(図解士) (@zukaiseiri) 2016年9月29日
今、マスメディアは盛り土の問題に集中しているが、なぜ、建設費が3倍も上がり、なぜ落札率が99%台なのか。これは明らかに談合で利権の構造に繋がるはずだ。 / 豊洲市場の地下水 基準超のベンゼン・ヒ素検出 ...https://t.co/TPKjUvv3QP #NewsPicks
— 田原総一朗 (@namatahara) 2016年9月30日
豊洲問題。市場問題プロジェクトチームの佐藤尚巳委員の発言に感動したので発言の要旨を図解しました。豊洲市場の地下空間はコスト削減、保守メンテ性の向上、地下水管理の三つのメリットを併せ持つ匠の技です。詳細はブログもご参照ください。https://t.co/8TpmC3xoHh pic.twitter.com/MXMyU2rt0S
— 高橋洋介(図解士) (@zukaiseiri) 2016年10月1日
しかし豊洲市場の問題、NHKから民放まで議員が撮った写真を検証せずそのままソースとして垂れ流してて、日本では報道というものが完全に死んでいたんだなぁと改めて感じる。その上でフジテレビの新報道2001は論外も論外
— ユリア・クソリプニツカヤ (@teracy) 2016年10月3日
映画「ハドソン川の奇跡」で、映画では機長にヒアリングして原因調査してるだけなのに、宣伝では「機長が犯人として裁かれた」という言い方で、広告がクソだという話を何度か聞いたけど、日本では技術的な原因や経緯の調査と犯人探しの区別ができないクソが多いからだと思うぞ。豊洲見てりゃわかる。
— 大貫剛 (@ohnuki_tsuyoshi) 2016年10月2日